FC2ブログ
野菜作りや温泉などの日常の出来事を綴ったつれづれなるままの日記です。ズボラで手抜きの勝手に菜園ですが、よろしくお付き合いください。
 最高の夏をありがとう
2007年08月23日 (木) | 編集 |
CIMG3840.jpg
↑13:00プレーボール。初回佐賀北は広陵を三者凡退に抑える立ち上がりだったが・・・

6回までヒット1本、2点ビハインド。広陵の野村投手の前になすすべなく三振の山。低めの変化球を降らされて三振、三振、三振、三振、北高の攻撃の応援はまるで形にならない、逆に広陵は2回に2点を入れて先発の馬場投手をマウンドから引きずり下ろすと、代わった久保投手にも3回から連続して6回まで長打を浴びせる。久保投手は、常に得点圏にランナーを背負うピンチの連続。これまで甲子園無失点を誇ってきましたが、とうとう7回に広陵打線につかまり、2失点。4-0。ため息で落ち込むスタンド。

佐賀北の攻撃はあっという間、広陵の攻撃は長い、長い・・・広陵の洗練された応援が三塁側にも届く。もどかしい。立って応援しようとすると、見えないとハチマキを引っ張られる・・・なんで、なんで、皆心の底から応援しないんだ・・・悔しい、悔しい。勝ち負けの問題じゃなく、こんな不完全燃焼の応援で終わってたまるか・・・

6回までは、選手毎のテーマ曲による応援。北高会館で何度も経験した私はなんとなく分かるとしても、その他のほとんどの人にはなかなか、ピンと来ない応援スタイル。しかし、追加点を入れられ、もう開き直るしかない。スタンドのあちらこちらで、独自に声を上げる人たち・・・

そして、7回裏の攻撃から応援スタイルがひとつだけになった。行け行けダンス?とでも言うのか、選手の名前を入れて単純に繰り返すだけ、「♪行け、行け、行け、行け~、だいすけ、押せ、押せ、押せ、押せ、押せ、だいすけ、お~だいすけ、お~だいすけ♪」、たまらず、席を飛び出し、通路まで降りて在校生と一緒にダンス、声を張り上げ、メガホン振り回す・・・

CIMG3866.jpg
↑やっと仲間達も応援のリズムに乗ってきた。「♪行け、行け、行け、行け~ たかと~♪」

7回裏は、三者凡退。8回表もピンチ、6イニング連続の長打を浴びる久保投手、普通なら10点以上入れられるワンサイドゲームでもおかしくない。しかし、佐賀北高の守備陣は体を張った守備で再三、相手の強打を止める。本塁で刺す。歓声が上がる。

運命の8回裏、「行け、行け、行け、行け、(久保)たかひろ~」、ヒットでランナーが出る、代打新川も見事なヒット。後はもうよく覚えていない・・・とにかく動いて、ダンスして応援して、声が枯れるまで・・・・ふと見ると今までずっと座っていた同期の皆も立ち上がっている。見回すと内野も、外野スタンドまでが手拍子を、「押せ、押せ、押せ、押せ~、かずま~」地鳴りのような声援が・・・

フォアボール!やった~、1点入った。完封を逃れた、なおも満塁だ、「行け、行け、行け、行け~ひろし」、攻撃の途中でも、ヒットを打っても、ダンスはとまらない。イニング中何があってもとまらない。3アウトになるまでは、絶対にとまらない・・・

心地よい、汗が体中から流れ落ちる。応援席と、グランドの北高ナインの気持ちがひとつになる、その瞬間、甲高い金属音、副島の打球は、三塁側アルプスの目の前を通って、高く、高く、高く、舞い上がる。

まさか、まさか、まさか、ありえない、ありえない、ありえない・・・涙が止まらない、何がなんだか分からない・・・皆にだきつき、手を合わせ喜びを爆発させる。でも、ダンスはとまらない、「押せ、押せ、押せ、押せ~」

ふと気がついてスコアボードを見ると逆転している・・・点数のことなんて忘れていた。9回の広陵の攻撃も見事な守備で乗り切ると、最後は三振でゲームセット・・・その瞬間喜びを爆発させる選手たち。信じられない、なんというドラマ。広陵にとってはあまりにも残酷な逆転劇。勝負とはいえ、選手達はみな高校生・・・勝ったほうも負けたほうにも惜しみない拍手。ありがとう佐賀北高、ありがとう広陵高校。この夏、最高の感動をありがとう。

CIMG3863.jpg
↑ゲームセットの瞬間、マウンドに集まって抱き合う選手達

表彰式では広陵の選手も誇らしげにグランドを見事な行進、広陵の野村投手にとっては悪夢だったかもしれないが、プロに行って活躍するレベルの選手。この挫折がなお一層彼を大きくしてくれるのではないか、そう願わずにはいられなかった。

CIMG3878.jpg
↑深紅の優勝旗が佐賀北の市丸主将に渡された。意外と重いと・・・後でコメント

またこの戦いで広陵の応援の素晴らしさ、礼儀正しさには脱帽させられた。表彰式の間一人の生徒も列を崩すことなく、立って(私にはそう見えた)選手を見守り続けた。なんという見事な洗練された団結力。

そして、ならんでいる両チームの選手の後ろを小さなつむじ風が、二つ回ったのに気づいたのはおそらく私だけでは・・・、夏の戦いが終わって、秋風が吹いた。

CIMG3874.jpg
↑スコアボードを見上げる。実感はわかない、夢ではないかと

応援いただいた皆様方に御礼

甲子園まで足を運んでいただいた方々のみならず、北高会館や、自宅で、職場で、車中で、さまざまな所で、いや、佐賀県の方だけでなく、全国の多くの方が佐賀北高を応援してくれたと聞きます。普通の県立高校でもやればできるんだと、親近感を持たれたのではないでしょうか。その応援が後押ししてホームランになったと副島君も話していました。

そうです、決して一人だけの力で、選手だけの力で勝ち得た勝利ではないはずです。ご両親、ご家族はもちろんのこと。学校関係、同窓会、父兄会、野球部OB会、さまざまな方々の御支援、御努力があって、今日の栄冠があるわけです。その気持ちをいつまでも忘れないでいてほしいと切に願います。

皆様方どうもありがとうございました。そして、百崎監督、北高ナイン、何度でも繰り返します。この夏、最高の感動をありがとう。君らのことは忘れません。
スポンサーサイト